ビスポーク靴・イルミーチョのセミブローグを
ピックアップしに2018年6月、イタリアはフィレンツェに行きました。
写真のチノパンが汚くてスミマセン。
で、今回はパンチドキャップトゥ、
チャッカブーツに続いて3足目で納期は6カ月でした。
飛行機移動で足がむくんだまま、着用するのを防ぐため、
何日か前に現地に到着しておくのがベストなのですが、
諸処の事情で、まさかのアポイントメント90分前にフィレンツェ入り。
オーナー・深谷さんの表情が曇ったのは言うまでもありません。
スミマセン。
こちらが3足目のラマ革によるセミブローグです。
自分が作ったわけではありませんが、美しい出来栄え。
また、完成した靴の匂いって最高ですよね。
変態みたいで恐縮ですが、
夜な夜な匂いを嗅いでいます。
半分冗談ですが、半分本当です。
話を元に戻すと
ラマ革の特徴として、柔らかいことがあげられます。
ボックスカーフ(牛革)より柔らかくて、
2足目に作ったラクダよりも硬い。
そんな感じです。
革の表情が豊かであることも特徴的。
手入れの方法はカーフと全く同じとのこと。
つま先にはスチール。かかとにはゴム片がつけてあります。
このあたりの設定は1足目から不変。
3足目ということもあり、
フィッティングは1足目よりも
もちろん向上しています。
細かい修正は都度、行っていますので。
繰り返しになるような気がしますが、
ビスポークをオーダーする際に
一番大事なことは自分の足、加えて歩き方を知ることだと思います。
10足近く靴をオーダーしてきた、
しがない経験として、そのように思っています。
自らを例にあげると、
自分はO脚のため、歩いていると
足の外側に圧力がかかります。
よって足の外側が痛くなる。
小指とか薬指ですね。
で、なかなかオーダーの現場だけで、
それをくみ取れる人ってまずいません。
だって、自分ですら最近になって
「そういうことだったんだ」ってわかってきたのに。
何がいいたいかというと「何事も経験ですね」
という身も蓋もないことです。
こちらのかわいいタータンチェックのシューズ袋に入れてもらえます。
ブラシ2つ、靴クリーム2つもセット。
今後、じっくりと履き慣らしていきたいと思いますが、
インスタグラムでフォローしている
ビスポークシューズLOVERの人たちは、
段階を経て履いているみたいですね。
最初は家のカーペットの上、
続いて下が硬いところ、みたいな。
着用時間も少しずつ増やしていくと。
自分も参考にしたい履き方だと思います。