世界最大のメンズファッション展示会「ピッティウオモ(Pitti Uomo)」の
102回目が 2022年6月14日から17日の4日間、
イタリア・フィレンツェで開催されました。
速報値でピッティ・イマージネCEOのラファエロ・ナポレオーネ氏は、
「来場者数は1万1000人に達し、外国人比率は40%を超えると確信しています。
2021年の夏開催と比較すると、イタリアのバイヤーが125%、海外のバイヤーが
340%増加しています」と説明しました。
しかし、毎回取材しているイタリア人カメラマンによると、まだまだ少ないとのこと。
さきほど1万1000人とありましたが、コロナ前は約4万人が来場。
ランチ後は人が多すぎてメイン会場前の広場でも身動きができないそうです。
また、今回最も存在感のあった市場トップ10が
上からドイツ、オランダ、イギリス、アメリカ、
スペイン、トルコ、フランス、スイス、ベルギー、オーストリアでした。
当然ながら日本含むアジアは入ってません。
それでも日本人は76人、韓国人は61人のバイヤーが
母国はコロナ禍の規制中もイタリアまで足を運びました。
ナポレオーネ氏は「この2年間、私たちが見失っていた声、顔、色、人間関係のるつぼに、
ようやく戻ってきたのです。
そして、ピッティの私たち、チーム全体にとっても幸せなことです。
この街にとっても。
私たちはこのエネルギーを本当に必要としていたのです」と結んでいます。
もちろん、まだまだ以前と比べて物足りない部分はあるでしょうが、
コロナ禍からの回復として意味のあった開催と言えるでしょう。
前出のイタリア人カメラマンは
日本の雑誌の仕事を受けていましたが、日本円がダウンして困ると嘆いていました。
次の開催までにはなんとかユーロ安円高を私としても願うばかりですね。